女三の宮レシピ
このページでは、細長の図案と使用したビーズをご紹介します。
詳しい作り方は紫の上と
明石の御方、
また同じ細長が登場する明石の姫君、玉鬘のページをご覧ください。
<材料>
シードビーズ
〔丸小ビーズ〕
TOHO No.1(透明) 62個
No.141(白) 217個
No.141F(つや消し白) 2パック …糸に通されて売っている「パックビーズ」または
バラバラにケースに入っている「バラビーズ」
No.145(薄いピンク) 215個
No.171(透明ピンク) 216個
No.2106(濃いピンク) 212個
マツノ No.437(桜色) 35g
No.9/210(ばら色) 8g …「TWO TONE INSIDE COLORS」
薄い透明なピンク(9)に、ばら色(210)で中染めされています。
メタリックピンク(メタピンク) 360個…メーカー不明です。TOHOのNo.552か553あたりをお好みで!
〔特小ビーズ〕
TOHO No.49(黒) 3パック …糸通しされた「パックビーズ」
(できればマツノの15/0のTRANSPARENT 748番、またはMIYUKIデリカビーズ DB10(11/0) 20g、つらくなければ?DBS10(15/0))
No.121(ピカピカ白) 168個
プラスチックパールビーズ
白の直径 12mm 1個
アクリルビーズ
ソロバン型3mm(ピンク) 5g …今回はエルベール株式会社のスーパーソロバン「オーキッドピンク」色を使いました。
直径0.4mm(#26)黒のワイヤー 20cm
テグス2号
テグス3号
透明の60番ミシン糸
黒の50番ミシン糸
白の50番ミシン糸
※三の宮の猫はシェルビーズです。偶然大きさがぴったりでした。
写真ではよく分からないかもしれませんが、虹色の光沢がとてもきれいです。
前にいくつか買っておいたうちの1番きれいなものを宮さまに持って行かれちゃいました…
(「ふりむきねこのビーズ」で調べるときっと見つかります(笑))
袿+細長の図案です。
見やすくするために実際のビーズの色と少し変えてあります。
図案の印刷はこちらから。
体(小袖+長袴)は丸小ビーズ(ピカピカ白)と(ばら色)で交差編みします。
胴体部分に入れる芯は、テグス3号でアクリルビーズ(ピンク)を交差編みします。
当帯は丸小ビーズ(桜色)を6粒の幅で編みます。
いつもより長く、端を少し引きずるくらいにしてみました。
前にも後ろにもひらひらと、桜の妖精のようなイメージです。
(でもホントにこんな着物を着たら自分で当帯の端を踏んづけて、
転ぶか当帯がずるっと解けるかするでしょうね…)
扇は丸小ビーズ(透明)で編みます。
首尾よく猫を手に入れた衛門督のみなさん(えっ)は、当帯の上に猫を乗せてみてくださいね(笑)
私はビーズステッチをしているとき、
ビーズ用の三角皿からビーズを拾いながら編んでいます
(専用のトレーに直でビーズを出して、そこからビーズを拾う人も多いでしょうね。
私の場合は中断して片付けなければならないことも多いので、
しまいやすいように三角皿に出しています)。
そのときビーズ皿にステッチの糸を引っかけて、
盛大にひっくり返してしまうことがしょっちゅうあるんですよ…
全然力は入っていないんですけどね(私は怪力の持ち主ではありません)。
本当にスッと引っかかって、気がついたときには皿が裏返って
ビーズが四方八方に飛び散っているんです。
しょぼーん(´・ω・`)としながら全部拾います(←「しょぼーん」いちど使ってみたかった)。
そのたびにいつも思うのは、女三の宮の猫のことです。
柏木に女三の宮が姿を見られる場面では、
飼い猫の首の綱が引っ掛かって御簾がまくれあがりますね。
小さな猫が御簾を…なんて無理だろう!と思う方もいそうですが
…できますよ、猫(たぶんですけど)。(`・ω・´)(←この子もおまけ)
2014年1月1日公開