渋谷ヒカリエ8階・川本喜八郎人形ギャラリーに行って来た!(その9) <2017年1月>
新しい展示に変わって2か月弱となる、1月の終わりに行ってきました。
まずは外の展示からです。
角のケースは玉虫でした。
玉虫は前回の展示で扇の的の下にいましたね。
今回は(多分)違う衣装です。
そしてなんと、つまみ細工のかんざしを挿しています!
ただでさえ細工が繊細なつまみ細工が、人形用なので極小サイズですよ!!
キャー…!
つまみ細工好きな方はぜひ見に行った方がいいです!!
…つい小ささへの驚きについてから書き始めてしまいましたが、
モチーフは蝶々でした(←先に書け)。
正面のケースは今回も中国の三国志グッズです。
前回は「?」を付けていましたが、今回無事に外れました♪
ギャラリーの監修の先生が中国で見つけた三国志グッズのコレクションだそうです。
ご説明ありがとうございます!
それでは中へ!
今回の展示の様子です。クリックで拡大します。
四角いふきだしはプレートに書かれていた展示テーマのタイトル、丸いふきだしは筆者の私による注です。
「壇ノ浦」の吹き出しが破線なのは…ちょっと位置に自信がないからです(汗)
プレート位置のメモを失念…やらかしてしまいました!
→確認して図を修正しました!(2017年4月15日)
また、図中の本のタイトルはスペースの都合で今回も縮めさせていただきます。
今回の展示のスペースは平家・三国志半々でした。
平家物語は物語の終盤の内容を表す展示(「壇ノ浦」「源平その後」)でした。
人形の数は平家がとても多く、スペースいっぱいに人形たちが並ぶ豪華な内容でした。
図に人名を納めきるのに少し苦戦しましたよ(笑)
一方の三国志は物語の序盤の内容で、
漢室のすったもんだと黄巾の乱(「漢室の風雲」)と、関羽の「千里行」でした。
三国志の方の人形たちはこれまでにおそらく一通り見ているので(笑)、
みなさまお久しぶりです!という感じです。
前回のリポートで心配していた関羽も、お元気そうで何よりでした。
実はあれを書いた後しばらくして、
ギャラリーで関羽と写真を撮るイベントが開催される(た)のを、
ヒカリエのギャラリーのサイトで読みました。
なので(ああ大丈夫だったんだ〜)とは思っていましたが、
こうして自分の目で見ていっそう安心しました!
室内中央のテーブルに置かれている資料本は今回はこちらの2冊でした。
「川本喜八郎 人形―この命あるもの (別冊太陽)」
「NHK人形歴史スペクタクル 吉川英治原作「新・平家物語」より 平家物語 ドラマ・ストーリー (NHKシリーズ) 」
資料の本は、前回はテープのようなもので
テーブルに直接貼り付ける豪快な(!)設置方法でしたが、
今回は専用の木枠のようなものに固定されていました。
少しスタイリッシュに進化しましたね!
瓦版のvol.9のコラムは、「大原御幸(ごこう)」にまつわる話です。
今回の「源平その後」の展示でも
後白河法皇の隣に並んだ建礼門院は手にツツジかサツキの入った花かごをもっています。
大原御幸の場面を表しているんですね!
この流れで書くのはアレですが(笑)
コラムの内容は、大原御幸は実際には無かった?でした。
余談です。
図中で「建礼門院徳子(単衣)」と書いている部分の文字入れは地味に苦戦しました(汗)
これは他の平家の人名で縦書きになっているものも同じなのですが
縦書きのテキストボックスで文字を入れようとすると、
横書きと同じフォントサイズにしてもなぜか字が太く目立ってしまい…
(「中国の三国志グッズ」と書いた部分も縦書きテキストボックスなのでちょっと太字ですね)
細かいことではありますが、横書きの部分との見た目のバランスがどうも気に入らず(笑)
横書きボックスを縦に細長くして、一文字ずつで改行されるようにして表示してみました。
でも(単衣)のカッコの部分がそれでは横のままになってしまうので…
カッコの部分は「ペイント」を使って、マウスでポチポチと1ピクセル?ずつ手入力しました(笑)
パワーポイント放棄!のまさかの方法です。
2017年2月3日公開
2017年4月15日更新